GoogleのAMPにより検索ランク付け要素およびSEOも変わる

すでに今年に入り話題が増えてきているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、AMPとは、ウェブサイトをモバイル(スマホ)向けに高速化し様々なデバイスで瞬時に表示できるようにすることを目的としたプロジェクトです。

GoogleのAMP担当プロダクトマネージャー、Rudy Galfi氏の見解によると

(*動画参照)「AMPで目標としているのは、あらゆるデバイスでクリックしたウェブサイトを瞬時に表示させ、ユーザーにできる限り高速(瞬間的)で情報を提供させたい」ということです。

 

現在ウェブサイトは、パソコン版、モバイル版、またはレスポンシブと分かれています。そしてAMPを導入した場合には「1/パソコン版、2/モバイル版、3/AMP」と3つの区別を付けることになります。

 

グーグルがSEO/検索ランク付けシステムの重大要素のひとつに「ページ表示スピード」があります。

 


検索ユーザーが、とあるウェブサイトをクリックした際に表示までに時間を要すると、離脱してしまい表示スピードの速いウェブサイトに流れてしまいます。また、検索エンジン/クローラーがグーグル検索上にあるさまざまなサイトをクローリングする際にもクローリングスピードは重要とされます。

(ウェブサイトのスピードチェックはGoogleからPageSpeedInsightsというツールが公開されています。https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja)

 

Galfi氏は次のように話しています。

「AMP対応のコンテンツは表示時間の中央値が0.7秒だったが、AMP非対応のコンテンツは22秒だった。22秒もかかったら、ユーザーはそのサイトから離れて二度と戻らない。」

 

よってウェブサイトをAMP対応にし、高速化するということは検索ユーザーに対しても検索エンジンに対しても非常に利点が多く、キーワード検索順位も飛躍的に向上していくことになります。

 

将来的には、パソコンとモバイルの区別が無くなり、ひとつのデバイスとなり、パソコンでの検索とモバイルでの検索は統合されていきます。Googleの将来を見据えたAMPに逸早く対応させ、ウェブサイトを高速化させることは必須になっていくと思われます。

■AMP対応するには/技術的には

AMP対応にするには、AMP-HTMLという認識でのコーディングが必要です。

GoogleのSearchConsole(旧ウェブマスターツール)にはすでにAMPのメニューがあり、コーディングについての解説ページも用意されています。ワードプレスではAMPプラグインも登場しています。

 

GoogleのGalfi氏は「AMP-HTMLとは、一連の仕様(要件や制限事項)を定めたHTML5だ。最適化にはJavaScriptを使っている。スタイルはCSS3でカスタマイズでき、ページはキャッシュできる」と解説しています。

 

AMP対応のウェブページは、モバイル版の検索結果に正式に統合されていますので、モバイルでの検索結果には「雷アイコン」が付く仕様になっています。

■検索システム/SEOの将来

GoogleのGalfi氏によると「検索ランク付け要素の優先順位はPCではなく、モバイル検索がメインの基準となる」という事ですので、SEO対策としてはAMP対応は必須としモバイルメインの内部対策を行っていくことが重要となるでしょう。